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建築家の独り言

2*4構造だからと言ってみな同じではないのです。

ツーバイホォー工法(2*4)は最近ではごく一般的な家の工法になってきました。在来工法とどちらがいいのか質問を受けることが多いのですが、そのあたりの話は次回にして、当たり前のように作られている2*4の仕様に欠陥を生みやすい状況があることをお話したいと思います。

2*4には現場で組み立てるものと工場でパネルを組み立てるものがあります。工場で組み立てるものは全てが該当しますが、現場で組み立てる2*4でもそのほとんどが該当するものです。それは壁に使用する構造用合板を3*8という規格サイズを使っているということです。これは壁のパネルの上にと床のパネルが乗る形になり、帯金物という金物で補強することになります。3*9サイズの構造用合板を使用すれば床板の中央で壁の構造用合板がつながるので帯金物を省略できるのです。2*4の構造そのものについての耐震性の差については大きなものではありませんが、外壁にモルタルなどの塗り壁を通気工法で使用した場合、縦胴縁が金物に当たってしまうと言う問題が生じます。回避する補強方法はいろいろありますが、注意して施工しないとモルタル壁にクラックの入りやすい状況になります。町で良く見かけるものでこの当たりのところがきちんと施工されているものの方が少ない状況です。

それと、2*4工法は屋根ができる前に床の構造用合板を貼ることになります。雨の多い梅雨時期などでは、その水分で1階の床板が不具合を生じる場合があります。これは1階床の断熱材と床板の間に水が溜まり、いつまでも水分が抜けないために床の構造用合板の接着剤が剥離してしまうことによります。後から断熱材は施工したいところですが、縁の下が狭いと、後からの施工は難しくなります。一般的な2*4ではなくなりますが、1階の床は屋根ができてから施工する方が、そう言った問題を少なくすることができます。2*4はローコスト住宅には有効な構造ですが、こういうところには気を使いたいものです。

 

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