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建築家の独り言

建築確認申請済建物でも同じ強度ではありません。

最近構造計算書偽造事件でマスコミでも多く取り上げられるようになりましたが、建物の強度はいくら確認を受けていても同じ強度ではないのです。マンションなどのように耐震2次設計まで要求される建物については日本の基準は世界でも厳しいものなのですが、事、木造2階建てまでの建物ではその基準はとても大雑把なものなのです。これは、住宅のほとんどを占める木造住宅が町場での大工や工務店でも設計する事を容易にするための基準が今でも残っているのです。建物は地震などの外力を受けると柱や梁・筋交いなどがこれに対抗するのですが、木造2階までの建物では簡易な計算で済ます事ができるのです。

この簡便な基準によって建物のデザインの自由度は広がっているのですが、その分建物の強度については大きな差が生まれているのです。横長のベイウィンドウや建物のコーナーにガラス窓が設置してあったり、大きな吹き抜け空間に大きな開口部があったりとか、構造が解る建築家からすると、十分な説明の元になされたのか疑問の残る建物は多く見かけられます。デザインと安全性のどこにポイントを置くかは建築家の価値観によるものではなく、本来、家を建てる方の価値観によって建築されたいものです。素人だからお願いしますと言うのではなく、十分な説明をする事も建築家の仕事であることを忘れないでください。

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