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建築家の独り言

東急インの問題を受けて。

東急インの問題を受けて一言。

今、世間では建築をめぐる様々な問題が指摘されています。構造計算偽造問題も含めて根本的な問題をお話する前に、東急インの問題をお話したいと思います。まず、衝撃的だったのは会見を行った社長の答弁に罪悪感が無いという事だったような機がしています。それもそのはず、建築に携わっていると建築基準法は建物の寿命よりはるかに短いスパンで変っていきます。この法令に適合していないものは既存不適格な違法な建物という事になります。ましては、公共性の高い建物については条例などでも規制されいいますので、全て適法であるということは簡単な事ではありません。今回の問題はそれを承知で作り変えたところに問題があるのですが、既存不適格であると言う意味では他の建物と何ら変りません。では、既存不適格と言うと他人事のように思われるかもしれませんが、このように簡単な事でも不適格になるのです。

皆さんもご存知の方はいらっしゃるかもしれませんが、シックハウス法と言われる建築基準が適応されるようになって2年が過ぎました。これによって多分、世の中の90%以上の建物は既存不適格なのです。これは、室内の空気をある一定の割合で、入れ替える事を義務付けされているものですが、こんなとことでも既存不適格になってしまいます。法令は過去に遡って適応される事はありませんから、既存不適格であるという事は珍しい事ではないのです。建物の法令が作った時にしか適応しない状況で公共の建物の維持をしていく仕組みそのものに問題を抱えているのです。法令に違反する事は決して許される事ではありませんが、その仕組みやあり方について考えていただけると、建築に携わる一人として嬉しい限りです。

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