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建築家の独り言

日本の家は何故長く使われないのか。

最近日本の住宅の使用年数を40年にし、中古住宅市場を活性化するという動きが出てきています。しかし、これには設計サイドから見てかななか難しい問題があるように思われます。いくつかの問題が複合してより問題が複雑になってると言うのが現状です。

まずはデザインの面からこの問題を考えてみると、日本の家は小さな部屋が多かったり、廊下や玄関・階段が狭く家族形態が変ると住みづらい家になります。また、卓袱台やコタツなど食事や生活のスタイルも色々あります。それに洋間・日本間など多くの要素が住み手の生活スタイルに合わせて選択されるわけですから、家族が変った場合住みやすい家にならないのは必然的なことなのです。

次に建物を維持していく上で、日本の家は狭い敷地に建つことが多く、メンテナンスする上でも大きな障害になっています。一般に新築時には多少の余裕があったとしてもそこに人が住んだ場合、造園やカーポートなどいろいろなものが置かれてしまい、メンテナンスの大きな障害になっています。

そしてこれらの要素を改善されたとしても、住宅産業全般で改善されない限り中古住宅市場を活性化するという動きにはなりません。お役所指導の改善策でどこまで日本の住宅事情が変るのでしょうか。湘南の地では少し大きな家が取り壊されるとそこに小さな家が2軒3軒建つというのは珍しい話ではないのです。

また、住んでいる方が家にどのくらい手を加え家を良い状態で維持するのかと言う問題もあります。最近でこそどこにでもホームセンターはありますが、プロが見てうなづけるようなメンテナンスをしている方は、長年この仕事をしていますがお目にかかったことはないというのが現状です。日本では住宅を車と同じ様にリサイクル率を上げる程度にしかならないものなのでしょうか。同じ家を造るなら長持ちする家とは?と考えるのも大切な事だと思います。

 

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