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建築家の独り言

建築業界・・・ダブルスタンダードの狭間で。(1)

子供のころに良く見ていたTVに手塚治の「鉄腕アトム」があります。その中で今でも印象に残っている場面の中に仕事は全てロボットがしてしまい人間はやる事がなくなって芸術や趣味に明け暮れていると言う場面 がありました。経済が優先の今の社会ではまだそれについての答えが出す事はできていないというのは誰もが感じていることでしょうが、建築をやっているとそんな事を考えざるを得ないことがたくさんあるものです。 建築の現場ではまだまだ自動化で作業をするのは難しい状況ですが、設備機器やサッシなどの工業製品は自動化が進んで性能や品質が均一になってきています。それは建築を求められる方の意識にも現れていますし、提供する建築業界にも少なからず影響しているものです。自動車に求める品質や性能を建物にも求めてしまうのは良くあることだからです。ですが、それはある意味不確定要素の多い作り方や伝統的な手法を排除する傾向にあることを忘れてはいけないのです。ましては建物を作る上で雨や風を全て防ぐ事は難しいのです。ベルトコンベアー上で何度も調節しながら同じものを製作する事とは違っているのが建築なのです。いかにシステマチックな設計をしても建物は人の汗によって出来上がっていきます。そうでなくても天然素材の多い建築を優しい目で見ていただけると嬉し く思います。古民家などが注目を浴びているのもこんな事へのアンチテーゼなのでしょうか。

 

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