[TOP・・・・] [ローコスト住宅・・・・] [Basic1500・・・・] [コラム・・・・] [Q&A・・・・] [SOGLIOLAとは・・・・] 

 

建築家の独り言

建築業界・・・ダブルスタンダードの狭間で。 (2)

最近、談合が毎日のようにマスコミに取り上げられています。 談合の是非については色々な味方があると思いますが、ここでは分離発注から見た場合の事についてお話したいと思います。

現在の日本の建築の工事原価は施行規模に大きく左右させられています。例えば2・3人で施行することができるような一般的な木造住宅の基礎と公共工事を行っているような業者でないと施工が難しい基礎では同じ基礎でも工事単価は大きく変ってきてしまいます。本来、工事規模が大きくなると単価は下がるのが一般的なのですが、建築・土木の世界では逆の現象があるようです。そこには工事に伴うリスクや全体をまとめるための経費とかがかかるからです。公共工事単価なるものもあるよあですが、どのように大きな工事でも中小の専門工事業者が分担しながら工事が遂行されます。公共工事が一般競争入札で一番価格の安い業者に発注するような状況になった場合、その影響は実際に工事を施工する専門工事業者が一番大きな影響を受ける事になります。一般競争入札でも、分離発注と同じ様に実際に工事を行う専門工事業者に支払われる資金のチェックがきちんと行われないと、本来、社会を下支えする意味での公共工事ではなくなってしまいます。

現在の状況では分離分離発注でコスト的なメリットを受けられるのは中小の専門工事業者に直接工事を発注できる工事規模と工事仕様です。建築工事だからといって全て同じレベルではありません。皆さんも、談合=悪行 などと短絡した考えでニュースを見ないで、実際に汗水流す職人も、発注なさる皆さんも納得できる仕組みを考えてみるのもいいのではないでしょうか。

 

Return