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建築家の独り言

あるレベルを越えた建物を作る事が難しい社会になりました。

今に始まった訳ではありませんが、現在建てられる90%以上がハウスメーカーや建売の住宅だと思います。家を作る事に対して標準的な尺度がそちらになっていく事はごく当然の事なのですが、住まう方を中心に物作りをする私共のような建築屋ではついついそのボーダーを越えてしまうという事は良くある事なのです。これは建物のコストに関係なく、どちらかと言うと住まう方や設計する私共の建物に対しての思い込みの方が、このボーダーを越える事のきっかけななることが多いものです。現場で作る浴室とユニットバスでは実際のコストはそんなに変りませんとお伝えすると、ほとんどの方がユニットバスを選ぶ事はありませんし、既製の造作部材と無垢の特注の造作部材のどちらかと言っても、コスト比較をするとほとんどの方が特注の造作部材を選ぶ事が多いのです。一長一短はあると思いますが、家は長くつきあうものですから飽きの来るようなつくり方が敬遠されるのだと思います。しかし、これらの事は今の標準からすると外れた物作りなのです。

ついついボーダーを越えてしまう事が多いのですが、こう言うのも変なのですが、このボーダーを越えたところに物作りの面白さがあるような気がします。コストの割に手間がかかりますから利益追求型の組織にはなじまない物作りですが、一つ一つ物に心を入れられたらと思うのです。それにしてもボーダーを越える事が難しい業界になってきました。

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