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建築家の独り言

見かけが同じでも

建築の難しいところは見かけが同じでも、同じ性能だとは限らないところにあります。そんな事を聞くと皆さんは手抜き工事だと思われるかもしれませんが、正規の工事でもいたるところにそう言う部分が存在しているのです。そんな一例をご紹介しましょう。

最近良く見られるようになったスペイン瓦についてお話します。材料の価格もuあたり2000円代で購入できるようになり、建売の住宅などでもよく使われるようになりました。瓦は同じでも下地の材料や取り付け方法で性能は変わってきます。9mmの厚みの野地板の上にアスファルトフェルトを敷き釘で止めてしまう場合と、12mm以上の厚みの野地板の上にゴム系の粘着性のある防水下地をプライマーをかけて密着させ、その上に瓦を弾性接着剤を併用してSUSビスで固定するのでは、明らかに性能上の違いがでてきます。普通に降る雨でしたらその差は生じないでしょう。ですが、突風を伴う台風などではその性能の差は出てくる可能性があります。施工単価は後者の方が2000円/uは高くなるかもしれません。見積書には下地の種類や施工方法を明記する必要がある事は言うまでもありませんが、その違いを理解するには経験も必要です。建築において監理が重要なのはこの様なところからきているのです。見かけ上の綺麗さにとかく目が行ってしまいますが、このように細かいところに気を使った上でコストについて検討したいものです。

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