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建築家の独り言

設計センプトと食べ合わせ・・どこか似ています。

 

食の世界において食べ合わせと言う言葉は目にする事があります。何々と何々は一緒に食べないほうが体に良いとか、栄養の吸収がいいとか言うものです。実は建築にも同じような事が言えるのです。最近ではハウスメーカーなどのセールストークもあって言葉だけが先行してしまうという事が多々あるからです。そういった事例をいくつかご紹介します。

外断熱という言葉は良く聞かれるようになりました。外壁の一番外側に断熱材を入れ込む断熱工法です。この外断熱を希望すると、外壁に重い材料や壁の中の通気を取る事が難しくなってきます。これは、石やタイルを貼った外壁にはあまり相性が良くない事を意味しますし、室内環境で排湿する仕組みを考えないと家のためには良くない事になる事を意味しています。また、この外断熱の特性をフルに利用するためには、壁の熱容量を上げる必要があり、どちらかと言うと木造は適さない材料と言う事ができます。

また、最近では環境対策の代名詞にもなっている太陽光発電ですが、このソーラーパネルを希望なさって、屋根の仕上げをスペイン瓦などを希望する方がいらっしゃいます。瓦などの屋根材はその上に何かを載せるには防水上の問題が生じ安いものです。ましては金属屋根材などに比べると重量も重くなってきますから、瓦とソーラーパネルは相性がいいものではありません。家の性能を著しく低下させてもソーラーパネルを設置するのでは、本当の意味での環境対策としては疑問も残ってしまいます。

前のコラムでも書きましたが、床暖房と木質系床材の取り合わせです。木材は鍋敷にも使われる断熱素材です。いくら、暖めても上に断熱材を載せたのでは有効な暖房と言えません。参照 「床暖房に適した床材ってご存知ですか。」

建築材料にはそれぞれ固有の特性があるものです。そういった特性を無視して言葉のイメージだけを先行する設計与件は、家の寿命を損なう事になります。勿論その中には家の使い方も含まれてきます。設計と言う作業はそんな諸々の事に答えを出す作業です。表面的なデザインだけでない事も理解していただけると嬉しい次第です。

 

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